令和4年10月22日
観音正寺さまの毘沙門天入仏開眼法要でご詠歌を奉納する日。
ついに当日を迎え、メンバーは各地より滋賀県近江八幡へ。
繖山(きぬがさざん)に、今から1400年前に聖徳太子が人魚のために建てたお寺です。
秋晴れの山上、境内はお祝いの雰囲気に包まれていました。
法要に先立ち、本堂にて古武術の露払い(邪気払い)演武が行われました。
演武を奉納されたのは竜王町観音禅寺ご住職さま。
九鬼神流(くかみしんりゅう)という、熊野に伝わる武術を拝見させていただきました。
そして露払いのあと、秘仏となる毘沙門天さまが運び込まれました。
その入堂から安置されるまでの約15分間、西照寺ご詠歌講がご詠歌和讃を3曲お唱え奉納させていただきました。
露払いで清められた御宝前に、スッキリスーッと声が通る。
集中力も高まり、皆で心合わせてお唱え奉ることができました。
とてもありがたかったです。
1. 『同行和讃』
2.『聖徳太子の御歌』
(この曲のみ住職と寺庭の2人で奉詠)
3.『西国観音霊場第32番観音正寺の御詠歌』
そして法要が終わり、ご住職さま退堂の際にもう一度
『西国観音霊場第32番観音正寺の御詠歌』をお唱えし、無事終了となりました。
お祝いの真心をお供えする気持ちで、皆で精一杯勤めさせていただき、これまでで1番良いお唱えだったと思います。
滞りなくお役目を果たし、皆ほっと安堵いたしました。
足腰、身体が心配なメンバーが多いのですが、当日も95歳を筆頭に14人で参加することができました。
皆の励みになる機会を賜りまして、観音正寺さまには大変感謝しております。
そして応援してくださった方、当日お参りくださった方、お世話になった皆さま方、どうもありがとうございました。
後日、聖徳太子イベントのサポーターさまがYouTubeに奉詠曲3曲をアップしてくださいました。
貴重な記録をどうもありがとうございます。
法要後は本堂内陣へお参り。
御本尊のお身拭い、秘仏の千手観音さまと脇侍として入仏された毘沙門天さまにお礼とお祝いのご挨拶。
有り難いご仏縁を結ばせていただきました。
今回43年ぶりの秘仏千手観世音菩薩御開帳。
来春に、もう1体の脇侍である不動明王さまが入仏し、秘仏三尊は来年7月10日まで御開帳されます。
この次の御開帳は33年後、2055年とのことです。
(観音正寺さまホームページ)
密厳流御詠歌『同行和讃』
密厳流御詠歌『聖徳太子の御歌』
密厳流御詠歌『西国観音霊場第32番観音正寺の御詠歌』(法要後より)
ご詠歌の調べをお聴きになり
「なぜだか涙が出てきました」
「はじめてご詠歌を聴いて感動でした」
「晴れやかですごく良かった」
などなど、ご感想をいただいて嬉しく思います。
これからも、日本の伝統音楽であるご詠歌を広める活動を続けます。
そしてどなたかの心が安らぎ、なぐさめになれば幸いです。
祈りと学びの小さな古寺
鳳凰山西照寺