昨日は、愛西市の日永貴章市長と鈴木睦副市長が揃ってお越しになり、市の有形文化財に指定された仏像三尊を拝観されました。
薬師如来立像、聖観音立像、地蔵菩薩坐像の順に説明をお聴きになりながらゆっくりとご覧になりました。
この地域は自然災害や戦火の被災が多く、平安〜鎌倉時代の仏像はほとんど確認されていない状況ですが、西照寺の仏さまは不思議と無事に残っており、しかも全体的に良い状態であることに驚かれました。
そして愛西市の貴重な文化財に登録されたことを喜んでくださいました。
また、今後のことなどいろいろと伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
ご公務ご多用の中お運びくださり、どうもありがとうございました。
一千年余の長い歳月の間には、天災も戦も、そして疫病も何度も繰り返し起こりました。
そのたびに人々は “お薬師さん“ “観音さん“ “お地蔵さん“ と仏さまにすがり祈りを捧げたのでしょう。
仏さまはいつの時代も人々の苦しみ悲しみを救い続けてこられたのだと思います。
今まさに、新型コロナウイルス感染拡大により、世界中の人々が悲しみ、様々な問題と先がわからない不安を抱えて暮らしています。
さらに日本各地で予期せぬ自然災害が起こり、甚大な被害に見舞われています。
偶然とは言え、この困難の年に三尊像が文化財に指定されたことは、代々先祖がどんなときも仏さまを大切に守り、慎み深く心の拠りどころとしてきたことを教えてくれていると感じます。
今後も地域と共に、ご縁のある皆さまと共に、仏さまをお守りして後世に伝えていく所存です。
みなさま、末長くよろしくお願いいたします。